地名と伝承
古くから言い伝えられている呼び名
堂の下(ドウノシタ)
共同墓地の東側の一帯、現在は古川公園がある辺り、を「ドウノシタ」と言います。大興寺の東南には薬師様を祭られていたお堂があったことから「お堂の下」ということでこう呼ばれていました。
弁天前(べんてんまえ)
昔の川原は利根川に隣接していたため、荒狂う川の流れに幾度となく被害を受け、川の流れも気象により、形を変えていたようです。
そこで、水害に苦しんだ人々が水に関係する2つの神様を祭っていました。1つが市杵島神社で弁財天の神様をお祭りしています。弁財天は湧き出る静かな水と、お金の神様です。もう1つが九頭龍の神様です。九頭龍様は荒狂う激流を鎮める流れの神です。弁天前と呼ばれている地域は、今ある弁天公園がある辺り一帯です。
蛇原(へびはら)
川原の南側の敷島町と隣接する辺りを蛇原とよんでいます。その昔、本当に蛇がたくさん住んでいたことから、こう呼ばれるようになったそうです。
赤石(あかいし)
川原の西の一帯を赤石とよんでいます。大昔赤城山の大爆発で火砕流がここまで飛んできたそうです。全国的に赤の地名の付くところは赤い土のあるところと言われていますので、石がついているところから、多くの赤い石があったことを連想させられます。